宝塚記念の特集記事

第49回宝塚記念

今週のメインレースは、2008年の前半を締めくくる春のグランプリレースの第49回宝塚記念である。


ファン投票1位のダービー馬ウオッカ及び春の天皇賞馬アドマイヤジュピタの出走回避は残念だが、ダービー馬メイショウサムソン(武豊)や菊花賞馬アサクサキングスなど豪華なメンバーが第49回宝塚記念に出走を予定している。


そこで、この特集記事では、ステップレースごとに有力各馬の能力を分析する。


天皇賞(春)からは、2着のメイショウサムソン(武豊)、3着のアサクサキングス(四位)、5着のアドマイヤフジ(川田)及び9着のドリームパスポート(蛯名)が第49回宝塚記念に出走する。


メイショウサムソンの天皇賞(春)の2着は、直線で一旦離されたアドマイヤジュピタにゴール前で頭差まで迫ってのものであり、レース内容的にはアドマイヤジュピタと大きな差はない


またメイショウサムソンは、去年の宝塚記念で自ら勝ちに行く早め先頭の競馬でアドマイヤムーンと半馬身差の2着に好走しており、
宝塚記念が行われる阪神2200も得意な舞台である。


よって、去年よりもメンバーが弱化した第49回宝塚記念において、
メイショウサムソンが好走する可能性は高い。


そこで、競馬理論は、第49回宝塚記念においてメイショウサムソンにかなり高い評価を与える予定である。


一方、アサクサキングスの天皇賞(春)の3着は、スローペースを4コーナーで先頭に立つ自分の競馬をしたにもかかわらず、アドマイヤジュピタ及びメイショウサムソンに2馬身以上の差をつけられてのものであり、
現時点ではアサクサキングスよりもメイショウサムソンの方が実力的に上と判断せざるを得ない。


よって、第49回宝塚記念において、アサクサキングスがメイショウサムソンに先着するには展開などかなりの助けが必要であろう。


ただし、第49回宝塚記念の出走メンバーを見渡すと、エイシンデピュティ以外に目立った先行馬がいない。


そこで、アサクサキングスがマイペースで逃げられるようであれば、
展開利を生かして逃げ切る可能性もあり得ると競馬理論では判断している。


一方、天皇賞(春)で5着のアドマイヤフジ及び9着のドリームパスポートは、天皇賞(春)でメイショウサムソンから大きく離されており、第49回宝塚記念においてメイショウサムソン及びアサクサキングスを逆転することはないだろう。


そこで、第49回宝塚記念において、アドマイヤフジ及びドリームパスポートを馬券対象として評価する必要はないと競馬理論では判断している。


一方、目黒記念からは、2着のアルナスライン(和田)、3着のロックドゥカンブ(岩田)及び4着のフォルテベリーニが第49回宝塚記念に出走する。


目黒記念の勝ち馬のホクトスルタン(横山典)が天皇賞(春)で4着だったことを考慮すると、
目黒記念組よりも天皇賞(春)組が上位と見ることもできる。


しかしながら、目黒記念は、逃げたホクトスルタンには絶好となるインが有利な馬場で行われた。


この馬場状態を考慮すると、アルナスラインの目黒記念の2着は、17番ゲートからの発走で終始外を回らされてのものであり、
レース内容的にはホクトスルタンを大きく上回る。


また、去年の菊花賞でアルナスラインはアサクサキングスの2着に敗れてしまったが、菊花賞におけるアルナスラインとアサクサキングスとの差は、コース取りの差でしかなく、アサクサキングスが絶好の展開に恵まれたことを考慮すると、レース内容的には、アルナスラインがアサクサキングスを上回る。


これらのことから、第49回宝塚記念において、アルナスラインは、天皇賞(春)組のメイショウサムソン及びアサクサキングスと互角以上の競馬が可能と競馬理論では判断している。


一方、ロックドゥカンブの目黒記念の3着は、イン有利の馬場をインの3番手から追走してのものであって、レース内容的な価値は低い。


しかしながら、ロックドゥカンブは、有馬記念以来となる久々の競馬で目黒記念に臨んでおり、叩き2走目となる第49回宝塚記念においては、もう少し走れるハズである。


なぜならば、菊花賞において、ロックドゥカンブは、4コーナーで前が塞がる大きな不利を受けたにもかかわらず、アサクサキングスと1馬身半差の3着に好走している。


また、有馬記念において、ロックドゥカンブは、4着に好走しており
メイショウサムソンに大きく先着している。


これらのことから、第49回宝塚記念において、ロックドゥカンブが好走する可能性は低くないと競馬理論では判断している。


一方、フォルテベリーニの目黒記念の4着は、54キロの軽ハンデ及びイン有利の馬場でインを追走する展開に恵まれてのものであって、レース内容的な価値は低い。


よって、第49回宝塚記念において、フォルテベリーニを馬券対象として評価する必要はないと競馬理論では判断している。


一方、金鯱賞からは、1着のエイシンデピュティ(内田博)、3着のカワカミプリンセス(武幸四郎)、4着のサクラメガワンダー(福永祐一)、6着のアドマイヤオーラ(安藤勝)、7着のインティライミ(佐藤哲)及び10着のアサカディフィート(小牧太)が第49回宝塚記念に出走する。


エイシンデピュティの金・・・・・

第48回宝塚記念

今週は、ファン投票で登録馬が決まる上半期をしめくくる春のグランプリ、第48回宝塚記念が始まる。第48回宝塚記念には、JRAのG1馬5頭及び海外のG1馬3頭の合計8頭のG1馬がファン投票により出揃った。


その数多くのG1馬の中でも、去年の日本ダービー馬メイショウサムソン(石橋守)と今年の日本ダービー馬ウォッカ(四位)との対戦が注目される。


第48回宝塚記念において、一番人気となるのは、ファン投票1位で去年のダービー馬のメイショウサムソンであろう。メイショウサムソンは、去年の春に、皐月賞及び日本ダービーを制しており、実績的には断然といえる。


メイショウサムソンは、その後の菊花賞ジャパンカップ有馬記念において惨敗を繰り返し、競走馬として終わってしまったかのように思われたが、今年の春競馬で、大阪杯及び天皇賞を快勝し、復活を果たした。


しかしながら、競馬理論は、メイショウサムソンの完全復活を信じてはいない。なぜならば、メイショウサムソンの大阪杯及び天皇賞の勝利は、単に弱いメンバーに恵まれたものである可能性が高いからである。


例えば、メイショウサムソンが制した天皇賞では、2着馬が重賞未勝利馬のエリモエクスパイア(福永祐一)であり、3着馬がトウカイトリック(幸)であった。


天皇賞の3着馬のトウカイトリックが次走の目黒記念で10着に惨敗していることを考えると、メイショウサムソンが制した天皇賞のレベルがいかに低かったかが分かる。


よって、レベルの低い可能性が高い天皇賞を制しただけで人気となるメイショウサムソンに、馬券の期待値を高めるという意味では、高い評価を与えてはならない。


更に、メイショウサムソンのクラシック二冠制覇(皐月賞及びダービー)自体も、展開や馬場状態に恵まれての勝利であり、内容的な価値は低い。


よって、メイショウサムソンの実力は、去年の秋の競馬で敗戦を繰り返した程度が妥当であろう。


一番人気が予想されるメイショウサムソンを、第48回宝塚記念において軽視して予想すべきと判断している。


一方、64年ぶりに牝馬のダービー馬となったウォッカも、第48回宝塚記念では人気となる。通常であれば、この時期の3歳馬が古馬の一線級相手に通用する可能性は引く。


ウォッカが牝馬であることを考えれば、尚更厳しいというのがこれまでの競馬界の常識であろう。
しかしながら、ウォッカが初の古馬一線級相手となる第48回宝塚記念でも好勝負する可能性は高いと競馬理論では判断している。


なぜならば、弥生賞2着で皐月賞9着のココナッツパンチが、51キロの軽ハンデに恵まれたとはいえ、目黒記念でポップロックとクビ差の2着に好走しており、今年の3歳世代はレベルが高いからである。
そのレベルの高い3歳世代のダービーを3馬身差で快勝したウォッカが、51キロの斥量ならば、第48回宝塚記念で通用しない訳はない。


また、ウォッカにとっても、ディープインパクトが果たせなかった凱旋門賞制覇を目指すために、第48回宝塚記念は負けられない一戦となる。



以上のように、競馬理論は、本命にするかどうかは別として、第48回宝塚記念においても、ウォッカに高い評価を与える予定である。


他には、去年の秋の競馬あたりから充実期を迎えたダイワメジャー(安藤勝)も、第48回宝塚記念で人気になりそうである。


ダイワメジャーは、去年の秋から、天皇賞秋及びマイルチャンピオンシップ安田記念という三つのG1を制覇しており、実績的にはメイショウサムソンと互角以上ともいえる。


ダイワメジャーにとっての課題は、ベストとはいえない2200mの距離であるが、府中2000mの天皇賞秋を制覇していること、2500mの有馬記念でディープインパクトの3着に粘りこんでいることを考慮すると、大きな問題にならないだろう。


特に、2500mの有馬記念において、ダイワメジャーは、メイショウサムソンと同じような位置で競馬を進めて先着していることを考えると、2200mの第48回宝塚記念でも、メイショウサムソンに先着する可能性が高い。


また、ノドに障害を持つダイワメジャーにとっては、梅雨の時期の湿った天候も味方しそうである。よって、競馬理論は、第48回宝塚記念において、ダイワメジャーに、メイショウサムソンよりも高い評価を与える予定である。


前哨戦の目黒記念を58キロで快勝したポップロック(武豊)も、第48回宝塚記念では通用するだろう。ポップロックは、去年の有馬記念でディープインパクトの2着に好走しており、宝塚記念で人気となるメイショウサムソン及びダイワメジャーに先着を果たしている。


つまり、去年の暮れの時点においては、ポップロックが、ディープインパクトを除けば、能力的にナンバーワンであった。そのため、ポップロックが、58キロを克服して目黒記念を制したのは当然といえる。


ポップロックは、思ったよりも人気にならなそうだが、人気のメイショウサムソン及びダイワメジャーと互角以上の能力を秘める。


よって、競馬理論は、第48回宝塚記念において、人気面を考慮し、ポップロックに、メイショウサムソン及びダイワメジャーと互角又はそれ以上の評価を与えるべきと判断している。


海外の競馬でG1馬を制したアドマイヤムーン(岩田)にも、第48回宝塚記念で注目すべきである。アドマイヤムーンは、G1のドバイデューティーFにおいて、ダイワメジャーを寄せ付けずに圧勝している。また、アドマイヤムーンは、京都記念において、59キロを背負いながらもポップロックに先着を果たしている。


これらの対戦メンバー比較を考えると、アドマイヤムーンが、古馬の中ではナンバーワンと判断することもできる。アドマイヤムーンは、香港で行われた前走のクイーンエリザベスカップでこそ、先行馬有利の馬場状態で脚を余して敗れてしまったが(このレースの武豊騎手の騎乗が近藤オーナーの逆鱗に触れて武豊騎手の乗り替わり騒動になったと言われている)、負けて強しの内容であった。


これらのことから、競馬理論は、第48回宝塚記念において、アドマイヤムーンに高い評価を与えなければならないと判断している。


最後に、第48回宝塚記念のファン投票2位の元祖女傑カワカミプリンセス(武幸四郎)を取り上げる。カワカミプリンセスは、ウォッカの出現によりすっかり影が薄くなってしまったものの、前走のヴィクトリアマイルを除けば、これまでのレースで先着を許したことがないほどの素質馬である。


カワカミプリンセスは、前走のヴィクトリアマイルでは、体調や距離不足などの様々な原因で能力をまったく発揮できずに、10着に敗れてしまった。


しかしながら、カワカミプリンセスは、1位入線したエリザベス女王杯と同じ2200mの距離に戻り、叩き2走目ならば、前走のヴィクトリアマイルのような無様な競馬をするわけがなく、一変まで考えられる。


カワカミプリンセスにとっては、牡馬一線級相手に能力が通用するかどうかが問題となる。スイープトウショウ(池添)が、一昨年の宝塚記念を制していることなどから、最近の競馬では、牝馬が牡馬一線級相手に好勝負している。


よって、カワカミプリンセスも、スイープトウショウと同様に、第48回宝塚記念を制してもおかしくはない。


競馬理論は、第48回宝塚記念において、前走のヴィクトリアマイルの敗戦で人気を急激に落とすようであれば、馬券の期待値の向上のためにも、カワカミプリセスに高い評価を与えるべきと判断している。

一方、カワカミプリンセスが思ったよりも人気になるようであれば、初の牡馬一線級相手を考慮し、カワカミプリンセスを押さえ程度の評価にとどめる予定である。


つまり、競馬理論は、人気面を考慮して、第48回宝塚記念におけるカワカミプリンセスの最終評価を決定しようと考えている。


以上のように、競馬理論は、第48回宝塚記念に出走する有力各馬の能力を分析した。現時点においては、一番人気が予想されるメイショウサムソンを極めて危険な人気馬として競馬理論では判断している。


よって、競馬理論は、メイショウサムソン以外の馬の中から、第48回宝塚記念の本命馬を決定する。


64年ぶりの牝馬のダービー馬のウォッカ、海外でG1を制して勇躍出走するアドマイヤムーン、G1を4勝して充実期を迎えたダイワメジャー、有馬記念最先着のポップロック又は元祖女傑のカワカミプリンセスのいずれの馬が第48回宝塚記念の本命となるかが見どころだ。

第47回宝塚記念

今週は、春のグランプリレースである第47回宝塚記念が行われる。 今年の宝塚記念は、例年と異なり、京都の2200mが舞台となる。 競馬理論は、ディープインパクト(武豊)を宝塚記念の本命にする予定である。 ディープインパクトの強さは、ファンの皆様もご存知であり、説明は不要であろう。


ディープインパクトは、凱旋門賞に向けて、日本国内の宝塚記念では負けられない。 問題は、勝ち方だけである。 ディープインパクトが圧勝して凱旋門賞に向かうと競馬理論では考えている。宝塚記念は、馬券的には2着馬及び3着馬を当てるレースである。そこで、有力各馬の能力を分析する。


リンカーン(横山典)が2番人気となるであろう。 リンカーンは、天皇賞でディープインパクトに敗れはしたが、3着馬に決定的な5馬身差をつけている。このことから、リンカーンが、天皇賞の3着以下の馬に逆転される可能性は極めて低い。 よって、リンカーンが、宝塚記念の2着候補の有力馬となることは間違いないと競馬理論では判断している。 天皇賞4着のアイホッパーもそこそこの人気となる。


アイホッパーは、ハンデ戦の目黒記念でも2着しており、徐々に良化している。 但し、アイホッパーは、天皇賞でリンカーンに5馬身差という決定的な差をつけられている。 更に、アイホッパーは、距離が長いほど力を発揮できるタイプであり、2200mではリンカーンを逆転できないと競馬理論では判断している。


その他には、カンパニー(福永祐一)、コスモバルク(五十嵐)及びナリタセンチュリー(田島)に競馬理論は注目している。 カンパニーは、不利があった安田記念では競馬をしておらず、ここは仕切りなおしの一戦となる。 カンパニーは、2200mの距離がポイントとなりそうであるが、産経大阪杯の勝ちっぷりから1ハロンの延長ならば何とかなりそう。但し、コスモバルクはいつも人気となるので、馬券的には妙味が少ないと競馬理論では判断している。

大穴はナリタセンチュリーである。

ナリタセンチュリーは、全盛期のゼンノロブロイを差しきった実力の持ち主であり、ディープインパクト以外ならば実力的には最上位である。 復調さえしていればナリタセンチュリーが大穴を演出する可能性が高いと競馬理論では判断している。


第47回の宝塚記念は、馬券的に妙味がないので、競馬理論は馬券の購入をお勧めしない。 よって、競馬理論は、伝説の名馬となりうるディープインパクトのレースっぷりのみに注目している。
但し、どうしても馬券を購入したいというファンの皆様のために、全力で予想をしようと考えている。

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【毎週更新】2008年11月06日
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